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【受付終了】補助金最大「160万円」環境にも配慮した【GX志向型住宅】を解説!

※2025年のGX志向型住宅の補助金は予算に達したため受付終了となりました。
光熱費の高騰が続く中、冷暖房や給湯など、毎日の生活に欠かせないエネルギーへの支出が家計の大きな負担となっています。
毎月の支出を抑えつつ、家族全員が快適に過ごせる住まいを実現するために、住宅の省エネ性能に関心を持つ人が増えています。
そのような中、今注目されているのが「GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅」です。
「GX志向型住宅」は、ZEH基準を大きく上回る省エネ性能を有する新築住宅を指します。
高い断熱性、再生可能エネルギーの活用でエネルギー消費を大幅に抑えられるのが特徴です。
また、2050年カーボンニュートラルの実現に向け国の制度として「子育てグリーン住宅支援事業」も開始されました。
今回のコラムではGX志向型住宅の概要と補助金制度に関してご説明します。
※2025年3月23日時点の情報です。今後変更があり得ることにご注意ください。
※補助金を受けるには各種要件等があります。
※お問い合わせ先 子育てグリーン住宅支援事業お問い合わせ窓口
コラムの抑えておきたいポイント
●GX志向型住宅とは、ZEH基準を超える省エネ性能で、再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量ゼロを実現する次世代型の省エネ住宅。
●子育てグリーン住宅支援事業の補助金でGX志向型住宅は160万円の補助対象となる。
●太陽光発電+高効率設備導入で電気代・ガス代など光熱費を大幅に削減。高い断熱性能で1年を通して快適温度で生活ができる。
GX志向型住宅の要件とメリット
【GX志向型住宅の要件】
①断熱性能等級「6以上」の高い断熱性能
性能の高い断熱材や高性能樹脂サッシの導入し、まるで魔法瓶のように、外の暑さや寒さを家の中に伝えにくくします。
年間を通して室温の変化を少なくし、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるので、冷暖房の使用を抑えられ光熱費の節約につながります。
②一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」
電気やガスの消費を抑える設備を導入※エコワン・LEDなどし消費するエネルギーを少なくし、節約に繋がります。
③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」
太陽光発電システムなどを設置することで、自宅でエネルギーを作り出すことができます。
これにより、電力会社から買う電気の量を減らし、光熱費をさらに抑えることができます。
④高度エネルギーマネジメントの導入
HEMSによるエネルギーの管理・見える化を行い、効率的な運用を可能にする。
【GX志向型住宅のメリット】
GX志向型住宅に住むことで、私たちにはどんな良いことがあるのでしょうか?
①光熱費の削減
上記でも説明した通り省エネ性能が高いので、毎月の光熱費を大幅に減らすことができます。
②快適な住環境
一年を通して快適な温度を保てるので、健康的に過ごせます。
③環境への貢献
エネルギー消費量を減らすことで、地球温暖化の原因となるCO2の排出量を減らすことができます。
④住宅の価値向上
高い省エネ性能の住宅は、住宅の資産価値向上にもつながります。
長期優良住宅・ZEH水準との違い
GX志向型住宅と似た制度に、ZEH住宅や長期優良住宅があります。
ZEH➡住宅で使う年間の一次エネルギー消費量が実質ゼロ以下の住宅
長期優良住宅➡長期にわたり良好に使用可能なことが認められた住宅
各制度の基準は以下の通りです。
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●GX志向型住宅
・断熱等性能等級「6以上」
・一次エネルギー消費量の削減率:35%以上(再エネ除く)
・一次エネルギー消費量の削減率:100%以上(再エネ含む)
●ZEH
・断熱等性能等級「5以上」(ZEH強化外皮基準を満たす)
・一次エネルギー消費量の削減率:20%以上(再エネ除く)
●長期優良住宅
・断熱等性能等級「5以上」
・一次エネルギー消費量等級「6以上」
・耐震等級3(木造二階建ての場合) 等
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GX志向型住宅はZEHよりも高い断熱性や省エネ性能が求められます。
長期優良住宅は耐震性や劣化対策などの幅広い分野において基準が設けられており、GX志向型住宅は省エネ性に特化している点が大きな違いです。
子育てグリーン住宅支援事業
子育てグリーン住宅支援事業では、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、高性能な住宅の新築やリフォームを支援しています。
GX志向型住宅やZEH・長期優良住宅がこちらの補助金対象となりますが、性能により補助金額に違いがあります。
【GX志向型住宅】160万円/全世帯
【長期優良住宅】80万円(※1の場合100万円)/子育て世帯・若者夫婦世帯※2
【ZEH水準住宅】40万円(※1の場合60万円)/子育て世帯・若者夫婦世帯※2
※1.住宅の新築にあわせ、建替前に居住していた住宅など建築主(その親族を含む)が所有する住宅を除却する場合、補助額の加算額として20万円/戸となります。
※2.子育て世帯とは、申請時点において、2006年4月2日以降出生の子を有する世帯。
若者夫婦世帯とは、申請時点において夫婦であり、いずれかが1984年4月2日以降出生である世帯。
3つの高性能住宅の中でGX志向型住宅が最も補助額が高く、160万円を受け取ることができます。
長期優良住宅とZEH水準住宅は対象が「子育て世帯」と「若者夫婦世帯」に限られるのに対し、GX志向型住宅は全世帯対象という点も大きな特徴です。
補助金制度に関しては制度の予算もあります、詳しくは担当スタッフまでお問い合わせください。